【商品紹介】三葉虫 クロタロセファルスの実物化石(古生代デボン紀、モロッコ)
- Ryo
- 2024年11月12日
- 読了時間: 2分

高度な技術でクリーニングされたモロッコ産の三葉虫、クロタロセファルスの化石です。

周囲を浮き上がらせるように仕上げられたこの技法は『フライング・フィニッシュ』と呼ばれ、三葉虫コレクターの間で人気があります。

着色は一切行われておらず、個体ごとに色が異なるのは、化石化する過程で周囲の環境に含まれていた鉱物の違いによるものです。

体の周りのトゲは精巧に削り出されており、職人の高度な技術を感じさせます。実際にお客様が店頭でこの実物化石をご覧になる時、近年の化石発掘技術の進化に驚かれる方も少なくありません。
三葉虫 クロタロセファルス・ギブス(Crotalocephalus gibbus)
時代:古生代デボン紀(4億1,600万年〜3億6,000万年前)
産地:モロッコ
価格:店頭にて(※オリジナル台座付き)

古生代デボン紀
古生代デボン紀(約4億1,600万年前〜約3億6,000万年前)は、「魚の時代」として知られ、魚類が多様化し、初めての四肢動物が陸上に進出しました。デボン紀はシルル紀の生物多様性の増加を受け継ぎ、さらなる進化が見られました。
シダ植物や裸子植物などの大型の陸上植物が繁栄し、広大な森林が形成されました。これにより、地球の酸素濃度が上昇し、動物の大型化が促進しました。
この時期には、魚類が多様な形態と生態を持つようになり、海洋生態系はますます複雑化しました。顎(あご)を持つ魚類が支配的となり、初期のサメや甲冑魚などが登場。さらに、四肢動物の進化が進み、最初の両生類が陸上に進出しました。
しかし、デボン紀の終わりには、大規模な絶滅イベントが発生し、多くの海洋生物と一部の陸上植物が絶滅しました。この絶滅は気候変動や海洋無酸素化が原因と考えられています。
SNSで化石、イベント情報発信中
公式Instagram: https://www.instagram.com/kaseki_jp/